近年、ボードゲームに注目が集まりつつあります。「ボ育て」という言葉も少しずつ浸透してきていますが、ボードゲームは子どもの教育にも良いとされています。デジタルゲームが流通している現代にアナログゲームなんて楽しいの?と思う方もいると思いますが、一度ハマるとみんなその魅力にとりつかれることでしょう。ここでは、ボードゲーム未経験者が、ボードゲームにハマった理由やボードゲームの魅力についてお伝えしていきます。
ボードゲームとの出会い
小さい頃は、トランプやUNO、人生ゲーム、ドンジャラという定番のカードゲームでは遊んできました。しかし、デジタルゲーム流通に伴い遊ぶ機会も減少し、大人になった頃には遊ぶ事はすっかりなくなっていました。そんな中、保育士が入院中の子どもとボードゲームで遊んでいる様子をみて「楽しそうだな」と思ったのがボードゲームの世界に足を踏み入れたきっかけです。入院中の子どもたちは、遊ぶことが限られているため、デジタルゲームで遊んでいる子が多いです。しかし、ボードゲームを教えると「こんなものがあったのか」と夢中になって遊ぶ姿もみられました。初めて買ったのは「ワードバスケット」でしたが、それを持って実家に帰ると、大人も見事にハマって久しぶりにワイワイした時間を過ごすことができました。それからは、ボードゲームを買いあさり、気が付けばボードゲームの魅力に取りつかれていました。
ボードゲームの魅力とは
・年齢関係なく、一緒に遊べる
・コミュニケーション能力が向上する
・遊ぶ人が変わる事で、面白さが変化する
・ゲームを通して知識が身に付く
・長時間ゲームに没頭していても、罪悪感がない
年齢関係なく、一緒に遊べる
デジタルゲームは、幼児やおじいちゃんやおばあちゃんにとってはハードルが高い事が多いです。長時間行うと眼も疲れますしね。それに比べて、ボードゲームは眼も疲れにくいし、親が手助けしてあげれば幼児でも一緒に遊ぶことができます。子どもでも勝てるような「運や記憶力」のみのゲームもあるため、大人と子どもが本気で戦い、子どもが勝つ事もあります。大人と対等に戦い、勝てたという事は、子どもにとっても自身となり、難しい課題に挑戦する意欲を掻き立てます。
コミュニケーション能力が向上する
最近は、企業の研修に活用されたり、コミュニケーションのツールとしてボードゲームが注目されています。ボードゲームは、みんなで話し合いながら進めていく事が多いため、自然とコミュニケーション能力が向上していきます。また、デジタルゲームと違って、相手の表情から考えている事をを汲み取るという思考も強化されます。ゲームに勝つために、プレゼン能力や会話力、考察力も必然と向上していくでしょう。
遊ぶ人が変わる事で、面白さが変化する
前回のメンバーでは通用した作戦が、メンバーが変わるとまるで歯が立たないような事がおこります。デジタルゲームでも同じことが言えますが、アナログゲームはその過程が見えやすいため、より面白さを感じます。また、新たな答えを発見できたり、珍解答があったり、遊ぶメンバーによって面白さが変化していきます。
ゲームを通して知識が身に付く
これは、ゲーム全般に言える事ですが、ゲームを通して知識を得ることは多いです。自然と足し算や引き算ができるようになったり、物の名前や地名を覚えたり、料理の材料など楽しみながら覚えることができます。楽しんで覚えた事は不思議と忘れないものです。後に学校のテストで役立つなんて事もあると思います。
長時間ゲームに没頭しても罪悪感がない
デジタルゲームをしていると「ゲームしすぎ!!もう止めなさい。」なんて子どもに声をかけてしまいますよね。なぜでしょうか? それは、「デジタルゲームは子どもの教育にとってよくない」という固定観念があるからです。 しかし、大人もスマホ依存となっているように、デジタルゲームはいったん触り始めると止められないという中毒性も持ち合わせています。特に一人で画面に向き合っていると止め時がわからず、ズルズルと何時間も経ってしまう経験は誰しもが味わっていることでしょう。
でも、ボードゲームは長時間プレイしていても怒られることはありません。というか、怒るという事に意識が向きません。
それは、いつもは怒る親も同じ空間を共有しているからだと思います 対面してコミュニケーションをとっているため、一人で画面に向き合っているゲームと違って罪悪感が湧きにくいのです 。親も、いつもガミガミ怒らなくて済むので、家庭内の雰囲気も和み、笑顔が増えます。
まとめ
このように、ボードゲームは、様々な事が学べるため、子どもの教育にぴったりなのです。私の子どもは、もっぱらswitchにはまっていますが、隣りで大人が楽しそうにボードゲームをやていると、「何してるのー?」とswitchを止めて集まってきます。やっぱり、皆でワイワイ笑いながらしている方が楽しいのだと思います。 トランプやUNOなどしか遊んだことが無い人も、これをきっかけにボードゲームの世界に足を踏み入れてみてはどうでしょうか?次回は、子どもやボードゲーム初心者でも始めやすいボードゲームを紹介していきます。
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